売れないという状態には、実は違う原因が混ざっています。見つけてもらえていないのか、開かれていないのか、開かれているのに買われていないのか。どこで止まっているかの見分け方と、打つ手を書きました。

支度中…
売れないという状態には、実は違う原因が混ざっています。見つけてもらえていないのか、開かれていないのか、開かれているのに買われていないのか。どこで止まっているかの見分け方と、打つ手を書きました。
Kindle出版の表紙は、縮小しても読めるかで決まる
作り込んだ表紙が、検索結果では親指の爪ほどの大きさで並んでいました。Kindle出版の表紙について、KDP公式が定めるサイズや比率の要件と、実際に並べてみて分かったことを書きます。
Kindle出版の印税は、何がどう引かれて手元に残るのか
Kindle出版の印税は、仕組みを知らないまま出すと思ったより少なく感じます。35%と70%の分かれ目、消費税と配信コストの差し引き、読み放題のページ単価まで、公式の数字を引いて計算しました。
Kindle出版のやり方を、最初から最後まで書き出した
Kindle出版のやり方が分かりにくいのは、工程が難しいからではなく全体像が見えないからだと思っています。アカウント作成から出版ボタンを押したあとまで、私が実際に踏んだ順に5つの工程として書き出しました。
ほんの寺子屋は、師匠の伴走と仲間との学び合いで自分の本を世に出す出版コミュニティ。 気になったら、まずは見習いから覗いてみてください。
出してから2週間、販売レポートがずっと0のままだったことがあります。
Kindle出版で売れないという状態には、実はいくつか違う原因が混ざっています。見つけてもらえていないのか、見つかっているのに開かれていないのか、開かれているのに買われていないのか。この3つはまったく別の問題で、打つ手も違います。ここでは、どこで止まっているのかを切り分ける方法と、私が実際にやって効いたことを書きます。
読者があなたの本を買うまでには、3つの段階があります。
売れないというのは、このどこかで止まっているということです。全部を一度に直そうとすると、何が効いたのか分からなくなります。
KDPの管理画面では、売上と読まれたページ数は分かりますが、何人が商品ページを見たかは分かりません。だから直接は切り分けられません。
私がやっているのは、自分でストアを検索してみることです。狙っているキーワードで検索して、自分の本が何番目に出てくるか。出てこないなら、止まっているのは1です。出てくるのに売れないなら2か3です。
Kindle出版では、キーワードを7つまで登録できます。ここが空だったり、タイトルと同じ言葉で埋まっていたりすることがよくあります。
タイトルと内容紹介の文字列は、すでに検索の対象です。だからキーワード欄には、そこに入れられなかった言い換えを入れます。読者が実際に打ちそうな言葉です。
私は最初、専門用語ばかり入れていました。読者はその言葉を知らないから検索できない。これに気づいてから、平易な言い換えに入れ替えました。
大きなカテゴリを選ぶと、母数の大きい池で埋もれます。狭いカテゴリで上位に出るほうが、読者の目に触れます。
ランキングに載ると、それ自体が表示のきっかけになります。小さい池の1位のほうが、大きい池の500位より人が来ます。
これはやや身もふたもない話ですが、冊数は効きます。
読者があなたの本を1冊気に入ると、著者名から他の本を探します。そこに1冊しかなければ、そこで終わりです。2冊目、3冊目があると、1冊目が次の入口になります。
私の場合、3冊目を出したあたりから1冊目の動きが変わりました。
商品ページが開かれないなら、原因のほとんどは表紙です。
検索結果に並ぶのは親指の爪ほどのサムネイルです。そこでタイトルが読めなければ、選ばれません。作った表紙をスマートフォンで開いて、思い切り縮小して眺めてください。読めなければ作り直しです。
これは表紙の回に詳しく書きました。
凝ったタイトルは、書いている側には魅力的に見えます。ただ、読者は検索結果で数十冊を数秒で流し見ています。その中で「これは自分に関係がある」と一瞬で伝わるかどうかがすべてです。
比喩的なタイトルにしたい気持ちは分かります。私もそうしました。売れませんでした。サブタイトルで内容を補ったら動き始めました。
自分の本だけを見ていると分かりません。狙っているカテゴリの上位10冊と自分の表紙を並べて、遠目に眺めてください。
浮いているか、埋もれているか。どちらも問題です。
商品ページを開いた読者が最初に見るのは、内容紹介の冒頭です。スマートフォンでは、それ以降は折りたたまれています。
だから最初の3行で、この本が誰のための本で、読むと何が変わるのかを言い切る必要があります。「はじめまして」から始まる内容紹介を見かけますが、そこは削ったほうがいいです。
Kindleには試し読みがあります。読者はそこを読んで決めます。
前書きと目次だけで試し読みが終わってしまう本は、判断材料がありません。私は本文の第1章が試し読みに入るように、前書きを短くしました。
最初のうちはレビューがありません。これはどうしようもない部分があります。
やってはいけないのは、身内に頼んで書いてもらうことです。規約に触れますし、読者にも見抜かれます。感想が来ないときの過ごし方は別の回に書きました。
値段を頻繁に上下させること。これは私が一番時間を無駄にしました。動かした直後に反応があるように見えても、ならしてみると誤差でした。
それから、SNSで宣伝を繰り返すこと。フォロワーがいない状態で告知を流しても、届く先がありません。同じ時間を2冊目に使ったほうが効きました。
そして、本文を何度も書き直すこと。買われていないということは、まだ読まれていないということです。読まれていない本文を直しても、数字は動きません。直すべきは表紙とタイトルと内容紹介です。
見つけてもらえていないか、表紙で選ばれていないか、内容紹介で決め手を欠いているかのいずれかです。狙ったキーワードで自分の本が検索結果に出てくるかを確認すると、どこで止まっているか切り分けられます。
タイトルや内容紹介に入っていない言い換えを入れます。読者が実際に検索しそうな平易な言葉が有効です。専門用語だけを並べると、その言葉を知らない読者には届きません。
商品ページが開かれていない場合には効きます。表紙は後からいつでも差し替えられるので、縮小して読めるかを基準に見直してみてください。
下げても動かないことが多いです。むしろ250円未満にすると印税率が35%に下がるため、手取りだけが減ります。
私は書いたほうがいいと思っています。冊数が増えると著者名から回遊が生まれ、1冊目が読まれ始めることがあります。
数字が動かない時期は、実際の長さよりずっと長く感じます。誰にも読まれていないのではなく、誰にも見られていないのだと気づくまで、私は2週間かかりました。
その間、何が悪いのか分からないまま本文を直していました。的外れでした。誰かに一度見てもらっていれば、表紙だと5分で分かったはずです。
ほんの寺子屋は、その5分を持っている場所です。月謝3,000円で、師匠が伴走し、先に出した仲間が表紙もタイトルも内容紹介も見てくれます。印税は100%あなたのもので、私たちが受け取ることはありません。
売れない理由を一緒に探すところからで構いません。無料の見習い登録から覗いてみてください。
なお、Kindleストアの表示や仕様は変わることがあります。実際の設定はKDP公式の最新の記載でご確認ください。
※この随筆は個人の見解・体験にもとづく読み物です。お金・税・法律に関わる話は一般論であり、 実際のご判断は必ず公式情報や専門家でご確認ください。