Kindleの検索結果に並ぶあなたの本は、親指サイズのサムネイル。読者がスクロールする手を止めるかどうかは、ほんの一瞬で決まります。中身より先に、表紙の話をします。
本の中身に自信がある人ほど、表紙を後回しにする。「内容で勝負」と思っている。その気持ちはよくわかるのだけれど、Kindleの世界ではそれが遠回りになりやすい。
読者が見ているのは、親指サイズ
Amazonの検索結果に、あなたの本はどう表示されるか。スマホなら、幅にして2センチほどのサムネイルだ。読者はそれを、猛烈な速さで指でスクロールしていく。
つまり最初の勝負は、細かい装飾でも凝ったフォントでもない。2センチに縮めても、タイトルが読めるか。何の本かひと目で伝わるか。この一点に尽きる。
やりがちな失敗
- 細い明朝体でタイトルを入れて、縮小したら消える
- 写真に文字を重ねて、背景と同化して読めない
- 情報を詰め込みすぎて、何が言いたい本かわからない
どれも「原寸で見ると素敵」なのに、サムネイルで死んでしまうパターンだ。作っている本人はパソコンの大画面で原寸を見ているから気づきにくい。
ひとつだけコツを
作った表紙を、スマホで開いて、腕をいっぱいに伸ばして眺めてみてほしい。それでタイトルが読めて、何の本か伝われば合格。読めなければ、文字を大きく、太く、コントラストを強く。
寺子屋では、この「1秒で伝わる表紙」を、約80冊分の試行錯誤から筆子と一緒に作っている。中身を磨くのと同じくらい、いや、出会ってもらうためにはそれ以上に、最初の1秒は大事なのだ。
※この随筆は個人の見解・体験にもとづく読み物です。お金・税・法律に関わる話は一般論であり、 実際のご判断は必ず公式情報や専門家でご確認ください。

